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コラム

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#日々の保育

作成日 2020/01/07

更新日 2021/03/31

かわいい!おもしろい!手袋シアターで子どもをハッピーに!

手袋シアターの写真

みなさんは保育で、手袋シアターを使ったことはありますか?手袋シアターはいつでもどこでも保育で使え、子どもたちが楽しむことのできるアイテムです。

このコラムでは、手袋シアターの子どもたちへの効果や使い方など、いろいろな手袋シアターのご紹介をしていきます。

明日からの保育にすぐ役立つので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

そもそも手袋シアターって何?子どもへの効果は?

保育園でボールを投げる女の子

手袋シアターとは一体どういうものなのでしょうか。

簡単に説明をすると、手袋を舞台にして繰り広げられる人形劇のことです。いろいろな仕掛けのある手袋をはめ、歌を歌ったり物語を演じたりして、お話を進めていきます。

先生の手から繰り広げられる楽しい人形劇は、子どもたちの注目を集めやすいものです。少人数を落ち着かせたい時に活用できますし、年齢の小さな子どもでも、手袋全体が見えるので集中してくれやすいでしょう。

パネルシアターやエプロンシアターとは違いコンパクトなので、エプロンのポケットに入れておき、いつでもどこでも取り出して使用できるお役立ちアイテムなのです。

手袋を劇場に見立てた遊び

手袋シアターは手袋を劇場に見立てた遊びであり、2種類に分けられます。

ひとつ目は童謡や子どもの好きな歌を元に作ったものです。歌を歌いながら進んでいくので、低年齢児も興味を持って、楽しむことができるでしょう。

ふたつ目はお話を元にしたものです。簡単な内容のお話であれば、手袋シアターでもお話を進めることができます。劇遊びの導入として使う保育士さんもいるようです。

子どもの感受性や表現力を養う

手袋シアターは子どもたちの視覚に訴えるため、興味を持ちやすい保育アイテムです。

また保育士が手袋シアターを動かしながら歌を歌ったり、お話を見せたりすることで、子どもの感受性や表現力の育成にもつながるでしょう。

劇中に子どもを参加させることで物語や歌を歌う楽しさを知る

手袋シアターは保育士が見せるだけのものではありません。子どもが一緒に歌を歌ったり、掛け声をかけたりする参加型の遊びにもなります。

参加型にすることで、子どもはよりいっそうお話の世界に入り込みやすくなり、役になりきり楽しむことができるでしょう。

このようなちょっとした支援で、子どもの言葉の豊かさや想像力がはぐくまれていくのです。

指遊びの定番!おすすめの手袋シアターの紹介

案内するエプロン姿の女性

手袋シアター「おはながわらった」

童謡の「おはながわらった」を歌いながら遊ぶ手袋シアターです。初めてこの歌を歌う際の導入として使ってもよいでしょう。

「おはながわらった」の手袋シアターは簡単に作れるので、オリジナルの手袋シアターを作成することもおすすめします。

手袋シアター「おはながわらった」の写真

手袋シアター「たのしいお洗濯」

「たのしいお洗濯」はお話を進めるタイプの手袋シアターです。家族の服を洗濯機で洗濯をして、着せてあげるという簡単なお話です。手袋の裏に洗濯機が付いているので、場面展開も可能です。

また、洗濯機のボタンを押したり、家族に合った服を着させてあげたりと子どもも一緒に楽しめる手袋シアターです。遊びの幅が広く、手遊び「おはなしゆびさん」にも使用できます。

手袋シアター「たのしいお洗濯」の写真

裏側には洗濯機がついています。
手袋シアター「たのしいお洗濯」(裏)の写真

洗濯機にはポケットを付けています。
手袋シアター「たのしいお洗濯」(ポケット)の写真

手袋シアター「どうぶつの鳴き声クイズ」

動物の鳴き声を聞き、草むらからどんな動物が出てくるかを当てる子ども参加型の手袋シアターです。いろいろな動物を用意しておくことで、子どもたちの興味関心が高まります。

また、歌を歌いながら動物を登場させることで、子どもがよりいっそう興味を持って参加できるでしょう。

指先と、動物にマジックテープを付け、くっつけられるようにしています。
手袋シアター「どうぶつの鳴き声クイズ」の写真

ポケットに、いろいろな動物が隠れています。
手袋シアター「どうぶつの鳴き声クイズ」(いろいろな動物)の写真

オリジナリティー溢れる!手袋シアターの作り方

裁縫道具

手袋シアターは身近な材料でも簡単に作れます。子どもたちの年齢や興味関心に合った手袋シアターは、子どもたちが喜ぶこと間違いなしです。

ぜひ手袋シアター作りに挑戦してみませんか?ここでは手袋シアターの基本的な材料と、簡単な作り方工程をご紹介します。

手袋シアター作りに使う材料

手袋シアターを作るときに使う材料は、カラー手袋・フェルト・マジックテープが代表的です。他には接着剤や目玉シール、ボタン、リボン、発泡球などを工夫して使うことで、表現の幅が広がります。

手袋シアターの簡単な作り方

手袋シアターの基本的な構造は、舞台となる「手袋」と登場人物である「人形」の組み合わせです。

そのため、手袋シアターは「手袋につけるパーツ作り→パーツを貼る手袋の土台を作り」の2ステップででき上がるのです。

さらに、題材にあった手袋やフェルトのカラーや素材選びも大切です。子どもが喜んだり驚いたりするような仕掛けを作るのもいいですね。

たとえば、表面が泣き顔で裏面が笑顔のように登場人物に裏表を作ったり、登場人物を隠す場所を作ったりなどが挙げられます。

忙しくて手袋シアターを作る余裕がない!そんなあなたへおすすめサイトの紹介

仕事をする女性

ハンドメイドの手袋シアターを子どもたちと楽しみたい!と思っても、実際は忙しくて、自分でデザインを考えたり作ったりする時間を確保できない保育士さんも多くいらっしゃるでしょう。

そんなときは、既製のものを利用するのもひとつの手です。

手袋シアターを専門に扱ったサイト「amicoの手袋シアター」

HP:「amicoの手袋シアター

元幼稚園の先生が作る手袋シアター専門のサイトです。amicoさんは手袋シアターの本も出しています。

このサイトでは手袋シアターの特徴や使い方までが掲載されているので、安心して選べます。

また、種類がとても豊富なので、ついつい選ぶのが楽しくなってしまいます。

「メルカリ」で出品された手袋シアターを探す

メルカリは、ユーザー同士でものの売り買いができるサイトです。保育関連のものも多く出品されており、ハンドメイドや中古品などで自分の欲しいものを探せます。

出品者と直接やりとりできるので、オーダーも可能です。

手袋シアターを保育に取り入れてみよう!

ガッツポーズするエプロン姿の女性

手袋シアターはパネルシアターやエプロンシアターと違って大がかりな準備が必要ありません。保育のなかで、子どもたちと手軽に歌やお話を楽しむことのできるアイテムです。

また、手袋シアターは消耗品ではないので、長期的に使用できます。とくに、自分で作った手袋シアターは思い入れが強くなり、手袋シアターを使う保育士自身が自然な笑顔で楽しめることでしょう。

保育士が演出する楽しい雰囲気は子どもたちにも伝わり、楽しい時間を共有できます。ぜひ、保育に手袋シアターを取り入れてみてくださいね。


「わたしの保育」を運営するテンダーラビングケアサービス では、保育士向けに保育の現場で役立つ無料の研修を随時行なっています。

適切な保育のための知識や、子どもたちを喜ばせるレパートリーを増やしていただくためのサポートをさせていただければと思いますので、ぜひご参加ください。

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監修者 PROFILE

コラム監修者 和氣 タイ子 Waki Taiko
都内の認可保育園にて園長経験7年、保育経験のべ30年以上のベテラン保育士。現在は研修など人材育成に注力。

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