保育士が派遣で働くメリット・デメリット ~デメリット編~
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#保育士の働き方
作成日 2000/11/01
更新日 2023/04/21
保育士が派遣で働くメリット・デメリット ~デメリット編~
このページでは、保育士が派遣で働くデメリットについて解説します。
→メリットについての解説はこちら
1) ボーナスが支給されない
時給がパートより高く設定されている一方で、正職と同じくフルタイムで勤務したとしてもボーナスが支給されない派遣会社が多数です。ボーナス支給の時期になるとちょっと寂しい気持ちになってしまうかも……。
とは言え、メリットのページで解説した通り残業代はしっかり支給されますし、正規より業務内容が制限されていることが多いので割に合わないと感じるほどではないはずです。
ボーナスがなくてもやりくりできる方、お給料より業務量を重視したい方は派遣の働き方が合うかもしれません。
2) 有期雇用である
派遣として就業する際には契約の時点で雇用期間が定められますが、自分に合った園で長く勤めたいとお考えの方には有期雇用はデメリットになってしまいます。
また、労働者派遣法によって、同一の勤務地への派遣は最大3年までと定められています。どんなに働きやすい・気に入った園でも、3年経ったら違う職場(派遣先)を探すか直接雇用に切り替えるかを選ばなければなりません。
しかし、様々な施設で幅広く経験を積めるなどメリットになる一面もあります。
正規やパートなどの直接雇用で転職を繰り返していると「一か所で継続することが苦手なのかな」と捉えられがちですが、派遣の場合は「色々な経験を積んだ」とポジティブに評価されることもあるのです。
3) 派遣保育士の求人数には限りがある
保育園の数は年々増えているし、保育士の求人はどこに行ってもありそうなもの。それなのに、派遣に絞って求人を探すと「保育園こんなに少ないの?」と思ってしまうようなこともあるでしょう。
それは、すべての園が派遣保育士を受け入れてはいないからです。
職員の給与=人件費は、保育園運営における大きな経費。その経費を低く抑えるために派遣保育士は受け入れないと運営方針として決めている園もあるのです。
「ここに派遣で勤めたい!」と思える園があっても、必ずしも実現できるとは言えません。
4) 正規職員向けの福利厚生が適用されない
派遣社員はあくまでも派遣社員なので、就業先の正規職員向けの福利厚生が適用されません。社宅や家賃補助がその代表と言えるでしょう。
近年、保育士宿舎借り上げ支援事業に取り組む自治体が増えており、多くの法人で社宅借り上げ制度を導入するようになりました。東京都の場合、家賃8万2000円の物件であれば保育士が自己負担する家賃は0円になると謳っている法人が多く見られます。
賃貸住宅を自分で借りている保育士にとっては社宅借り上げ制度はとても魅力的ですが、派遣社員の場合は利用することができません。一方、すでに住宅を購入している方の場合はあまり影響を受けないデメリットかもしれませんね。