保育士が心掛けるべき日々の保護者への対応
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#日々の保育
作成日 2016/05/20
更新日 2023/05/19
保育士が心掛けるべき日々の保護者への対応
保育士の仕事は、保護者の協力や理解なしには成り立ちません。
そのため保育士は、保護者が日頃の不安や悩みを話やすい雰囲気をつくるのはもちろんのこと、
こちらからも報告や連絡をしやすい関係性を構築しておくことが大切です。
また、ちょっとした連絡ミスや誤解が原因で保護者からの信頼を失うことにも繋がりかねませんので、
保護者の思いや家庭環境などに十分配慮しながら関わる必要があります。
目次 |
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保護者とコミュニケーションをとる上で意識すべきこと
①友達感覚で接しない
いくら保護者と仲が良くなったからといって、友達と接するような言動は避けなければなりません。
年齢や出身地が近いとつい油断しがちですが、全ての保護者と平等に接するよう心掛けます。
また、最近ではSNSが普及していますが、お互いのプライベートに踏み込むことで
適切な距離を維持できなくなってしまう恐れがあります。
保護者との連絡は、施設で定められている方法のみで取るようにしましょう。
②あくまでも中立の立場で話す
施設の保育方針(:専門的な立場)と保護者の思い(:子育てに対する価値観など)、
どちらか一方を優先させるのではなく、中立の立場で接することが大切です。
例えば、子ども同士の喧嘩でどちらかがケガを負ってしまっても、
ケガを負わせた側の保護者を責め立てるような言動は不適切です。
また、保護者からクレームを受けた場合にも、
保護者の意見を否定するような態度を取らないようにしましょう。
③保護者を安心させることを意識する
保育時間中に起きた出来事は、できるだけこまめに保護者へ伝えるようにしましょう。
そうすることで保護者は、保育士に安心して子どもを任せられるようになっていきます。
「鉄棒に挑戦しています」「給食を完食できました!」「○○ちゃんと仲良く遊んでいました」などと、
朝夕に挨拶を交わすときに一言声を掛けるだけでも良いですし、
連絡帳に毎日の出来事や子どもの変化を記載するのも喜ばれます。
その際、保育士が自分の目で確認できている内容にとどめ、
曖昧な情報は安易に伝えないよう注意しましょう。
また、保育中に子どもがケガをしてしまった場合などは、どんなに小さなケガでも状況をしっかりと説明し、
原因が何であったかを正しく伝えることが大切です。
「このくらいの傷なら大丈夫」「痛いと言っていなかったから報告はしない」などと、
保育士が勝手に判断してしまうのは絶対に避けなければなりません。
④保護者の性格にあわせた対応をする
保護者にもいろいろなタイプがあります。家庭環境や子育てに対する考え方もそれぞれ異なるため、
少しずつ理解を深めながら臨機応変な対応を取ることが求められます。
対応に困った場合は、他の保育士に相談をしながら適切な対応を検討していきましょう。
保護者とのコミュニケーションがスムーズになると、毎日の業務にも余裕が生まれます。
子どもたちが伸び伸びと過ごしていくためにも、より良い関係を築くよう心掛けましょう。