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#保育ニュース

作成日 2016/01/22

更新日 2018/02/07

子育てもICT化?

近年子育てについて、ICTが進んだことへの問題提起がされています。

以前ご紹介した保育施設などの利用ももちろんですが、昨今、ビジネス界だけでなく日常生活にスマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスが普及したことで、大人だけでなく子どもたちの中でもICT化が進んでいます。

人によっては情報機器の操作が苦手だったり、使いたくないという方もいらっしゃることでしょう。
便利なことはいいことですが、不便な中で『考える』ということもある程度必要ではないでしょうか。

東京都の調査によれば、情報機器を使う時間が長い子どもほど、学業成績が悪いそうです。
東京都青少年問題協議会は、情報機器の過度の使用によって、「心身の不調が生じたり、学業などに支障を来す子どもが増えています」と警告しています。

筆者の主観にはなりますが、子どもが公園に友達と遊びに来ているのに遊具も使わずにゲーム機やスマートフォンで遊んでいる光景を見ると不安を感じます。

単純に情報機器の利用時間が長いことが、成績が悪くなったことや心身に不調をもたらしたことの原因の一つではありますが、必ずしも使うことが悪いということではありません。

以前はゲームやアニメが悪影響だと言われていることもありました。
しかし、現在では日本を代表する文化という一面があります。

情報機器も使い方に気を付ければ、成績を上げたり、ストレスを軽減し心身を良好にするものになり得ると思います。

GPSによる居場所確認機能は、子どものお迎えの際に便利な機能だと思います。
子どもがどこにいるのかを把握でき、親としてはどこにいるのか分からないという不安も解消できます。
また、迎えに行くタイミングなども、電話での連絡をしなくても分かるので便利です。
一方で、子どもにとってはGPSがあるからどこにいるか分かってしまうので嫌になるかもしれません。

また辞書についてですが、筆者は学生のころ紙の辞書を持ち歩いていました。
重さと、使っていくうちにペンを入れたりなど自分のものとしての充実感があるかと思います。
また、ページをめくることで自分が調べたい言葉以外にも出会うことが出来る点がいいと感じていました。

すべてを効率化、便利にしていくことが正しい選択ではありません。
保育園や子育てにおいては、特に不便なことが子どもにいい影響を与える側面もあるのではないでしょうか。

時代の流れに即して、大人も子どもも考え方や道具の使い方を変えて柔軟に対応していく思考力が問われているのかもしれません。

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